目が覚めると

朝の光に照らされ自分は目が覚めた
しかし自分は自分ではなくなっていた



朝の日差しが部屋の中を柔らかく包んでいた。

日差しが顔に当たり眩しさで目が覚めた。
いつもなら目覚ましがなってもなかなか起きないのに珍しいこともあることだと思いつつ
いつものように体を起そうとしたが少し胸が重い昨日飲みすぎたか。
そして寝惚け眼で鏡の前に立ち、歯ブラシを取ろうとしたが、取れなかった。
一瞬鏡に映ったの顔が見えたが、いつも顔じゃなかった。
そこに映っているのは全く見覚えのない女性の顔だった。

寝起きということもあって訳が解らなかった。
そのまま呆けていると目覚ましがけたたましい音を発し始めた。
慌てて目覚ましを止めてから少し考えた。
しかし考えてどうにかなりそうな問題ではなさそうだった。
とりあえず朝食を摂ることにした。

人間考えるなと思っても考えてしまう。
ならばとことん考えてやろう。
まずいつからだ?

昨日の夜
友達と控えめに飲んでから帰宅
ほろ酔い気分でそのままベットに倒れこんだ。

そして朝目覚めるとこうなっていたわけだ。
まったく心当たりがない。
友達は男友達だけだったし、まずこの顔に見覚えがない。
通りで誰かとぶつかったとか?
ぶつかって姿形が入れ替わるなどあるわけがない。

などと考えるうちに朝食がなくなり学校にいこうとした。
が、今日の時間割は昼からだったことを思い出し風呂に入ることにした。

湯船にじっくりつかりながらも考えた。
これからどうするか。友達に言ってみるか。
いや、きっと信じてもらえないだろう。もし信じてもらえたとしてもどうすればいいかわからない。
考えに行き詰った時、玄関のチャイムが鳴った。
急いで風呂から出た。

服を着ながら覗き穴から外を見る。
そこには見覚えのないスーツ姿の男が立っていた。
玄関を開けるや否やずかずかと部屋に入ってきた。
何事かとあっけにとられていると男は言った。
「あなた、見た目女性ですけど本当は男性なんですよね?」
何故知っているのかと思ったが、思わず頷いていた。
「あなたは運がいい。私が近場に居たことに感謝しなさい。」
始め意味が解らなかったが、とりあえず自分の疑問を口にした。
「ちょ、ちょっと待ってください。あなたは何者で、何をしに着たんですか?」
男は、はっとしたようにスーツのうちポケットから何かを取り出しそれを俺に渡しながらいった。
「私はこういうもので、不思議な出来事の予想とその人の身に起きたことの研究をしています。」
渡されたのは名刺でそこには
人怪研究所 調査部代表取締役 亜戎 神徒(あかい しんと)
「不思議な出来事・・・」
確かに自分には今不思議な出来事が起きている。
「えぇ、不思議な出来事の予想している途中あなたの身に起きたことが情報部から知らされまして、急遽ここにくることになったのですが、スタッフが居なかったものですから私自身が行くことになり・・・」

「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!予想って何ですか?予想できるなら起こる前に・・・」
あまりの理不尽さに驚きつつも話し終わる前に質問をぶつけた。が、相手も話し終わる前に口を開いた。
「予想もあったもんじゃないですよ!あなたのは突然沸いて出たもので予想できなかったです。」
理不尽はまだ続く。しかし何を聞いても無駄なように感じたので、それで?と話の続きを促した。
「えぇ、それで今ここに私が来てあなたの研究をしにきたわけです。ついでにあなたの姿も元に戻しますから、安心してください。」
ついでに。というのに引っかかったがそこは突っ込まずに
「じゃあ早く直し方教えてくださいよ!」
急かしたが人差し指を一本突き出し落ち着けと言われた。
この状況で落ち着ける奴など居るものだろうか。
「じゃあいつ直してもらえるんだ?」
少し考えるそぶりをしすぐに口を開いた。
「まぁ1ヶ月くらいあればいいですかね?なにせ今まで前例のない出かたをしたのでじっくり調べたいのですよ。」
「1ヶ月!?ちなみにその間姿はどうなるんでしょう?」
そのままだと即答された。
「ちょ、待ってくださいよ!俺は大学生ですよ?1ヶ月も休んでたら単位が取れなくなりますよ!」
「休む必要はありません。大学ですから誰が出入りしててもおかしくありません。その姿でいいじゃないですか。」
ボケたのだろうか、それとも本気で言ってるのか兎に角反論した。
「声が違うでしょ。男の名前でこんな高い声だとおかしいでしょ?
大体友達だって居るんです。こんな姿見られたら・・・」
名のらなければ誰も気づかないと言い出した。俺の名前で女が返事したら誰だって訝るに決まっている。
「兎に角、出来るだけ早く元の姿に戻してくださいよ!」
「う~んしかしねぇこんな希少な不思議をそう簡単に戻していいのだろうか?」
「いいんです大体この姿は誰なんですか?」
おや?という具合に目を開きこっちを見て、心当たりのない人なんですかと聞いてきた。
「えぇ、全くありません」
少し真剣な顔をして言った。
「おかしいですね。姿は入れ替わるものでこの現象がこの世のどこかでもう一つ起きているのです。
そして入れ替わる相手というのはその人の人生の中で記憶の中の人限定ということがわかっているのですが、本当に心当たりはありませんか?」
もう一度ない、と言い放ちどうすれば戻れるか聞いた。
「仕方ありません。あなた1ヶ月間我が研究所に来てください。勿論その間の単位は取れるようにしておきますので。」
質問には答えてもらえなかったが、単位が落ちないのならと思い渋々だが了承することにした。
今日中に大学へ連絡をし、すぐさま研究所へ連れてかれた。


建物の外観は何処にでもあるビル
中はこまめに掃除がされているのか意外に綺麗だった。
そして一つの部屋に案内された。
「ここが今日から1ヶ月間住む部屋です。」
特に変わったところもなく普通の佇まいだった。
「結構普通なんですね。」
「当たり前です。ここはあなたが住むためだけに用意した部屋ですから。」
なるほど、研究所は別の場所か。
「まぁこの部屋は自由に使ってください。しかしこの部屋から勝手に外には出てはいけません。それだけ守っていただければ後は自由です。」
解りましたと適当な返事をして部屋に何があるのか探ってみる。
と同時に亜戎は部屋から立ち去った。

ひと段落探り終え疲れたのでベットに横になった。
ふと自分が今女性であることを思い出した。
そういえば自分の記憶の中の人物としか入れ替わらないといっていた。
しかし自分にはこの女性は全く記憶にない。
子供の頃に見た記憶だろうかと思い、思い出そうとしたが全く思い出せない。
そうしているうちに俺はいつの間にか寝てしまっていた。

to be continued...


突然書きたくなった。
さらにカテゴリに小説を作っているのに何にもないのも寂しいと思い書いてみた。
するとやっぱり続編になってしまった。
自分の中では「朝目覚めると自分の体が女性になっていた。」
という設定だけで後は全く思いつくままに書いてみた。
すると謎の小説しかも続編で無駄に長い。
この後はどうするか全く決めていない。
まぁ思いついたらまた書こうと思っていますが、期待はしないでください。
最後になりましたが、最後まで読んでくださった皆様ありがとうございます
ではまた続編でお会いしましょう
2008/03/18 | 02:52
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